私が心がけているのは、とにかく「現場」を知ることです。私たちが接するご担当者は人事部の方が多いですが、人材育成の現場そのものは、人事部の中ではありません。受講者の方がいて、その方々が参加する研修の場、さらには受講者の方々の業務の場こそが「現場」だと考えています。
人事の方から聴いた課題感だけを無思考で鵜呑みにしてしまうと、実際に研修や施策を実施した際に受講者が抱える課題感とズレが生じ、結果として受講者個人にもお客様の組織にとっても好ましい成果が出ないことになってしまいがちです。そうならないように、ご担当者の想いや意見をしっかり受け止めつつも、頭半分では健全に疑いながら“ファクト”の確認を常に意識しています。場合によっては、受講者から直接ヒアリングする過程を踏むこともあるほど。これは私に限らず、コンサルタントメンバー全員がお客様や受講者の抱える課題に対して本気で向き合うHRインスティテュートの社風でもあります。