新型コロナウイルスが流行し始めた2020年。社会全体がストップして、アメリカ国内では人種差別に対する問題意識が相当高まっていました。私にも何かできることはないかと考えたときに、日本でももっとダイバーシティ&インクルージョン(D&I)について話したいと思ったのが帰国した背景です。
実は日本のエージェントから20社以上の企業の紹介を受けまして、「業務内容」「会社の規模」「会社の価値観」を軸に3社まで絞りました。その中の1社がHRインスティテュートです。面接の早い段階から、私は「仕事の中でD&Iに関わりたい」と伝えさせてもらっていました。実際のところ入社前はそこまでD&I案件が多い会社ではなかったものの、私のやりたいことに対してむしろ歓迎してくれる姿勢に、この会社なら自分のミッションが実現できそうだと思ったのが入社の決め手です。社会の役に立つという共通の価値観を全員が持っているからこそ、その方法や行動は自由に決めていいという会社の考え方に共感できました。