人工知能の時代に「人」が磨くべき力とは
2017/3/3
技術的特異点と呼ばれ、コンピューターが人間の能力を超える日が来るといわれている。
連日、新聞やテレビ、スマートフォンに「人工知能」「AI」の文字が舞い踊り、
それらの言葉を目にしない日はないと言っても過言ではない。
「○○年後になくなる仕事」といった記事を目にして「ドキッ」とした方も多いのではないだろうか。
私たちは必要以上に慌てず、一方で健全な危機感を持って着実にこうした来るべき時代に備える必要がある。
かつてのインターネットがない時代には「知っていること」がすごい時代だった。
「他人よりも知っていること」は憧れの1つであった。だから、人の上に立つようなリーダーや
マネージャーにとって「知」はそのポジションを担保するために大切な指標の1つであった。
ところが、インターネットの登場によって「知っていること」はそれほどすごいことではなくなった。
「知」は環境さえ整えば平等に民衆に解放されることになり、
一定の「知」には誰もがアクセスできるようになった。
また、「知」をベースにコンピューター自身が考え、相互に繋がる時代にまでなってきている。
- 誰もが一定の「知」にアクセスできるようになった
- 「知っている」ことだけでは他者に優位性を持てなくなった
- しかも、それらの一部の領域は人口知能にとって代わられる時代がくる
では、これからの時代、私たち人間、ビジネスパーソンが磨くべき力とは一体、何なのだろうか?
それは、
- 意志力
- 質問力
- 人間力
の3つであると思う。
無理やり語尾を「力」で揃えた感もあるので、もう少し別の言い方をすると、
- 「どうしたいのか?(will)」を決める力
- 人間や人口知能から価値ある「知」や「意味」を引き出す力
- 人間に「動きたい」と思わせる人としての魅力
となる。
シンプルにこの3点が人口知能に対して私たちが存在価値を発揮できるところではないか。
私たちは人工知能と張り合うのではなく、上手に付き合う道を模索していく必要がある。
そして、今後は学校教育、社会人研修など「教育」の在り方が根底から大きく変わってくるだろう。
- 「誰かの意思に従う」→「自らの意志を示す」
- 「自分が知っている」→「知を持つ誰かに問いを投げかけ、引き出す」
- 「上に立ち従わせる」→「一緒に働きたい(生きたい)と思ってもらう」
今後はこんなパラダイムシフトが起きてくるに違いない。
弊社のミッション(経営理念)は「主体性を挽き出す」。
我ながら、時代に合ったいいミッションだと思う。
これからも自分のため、人のため、人々のため。
多くの方々と主体性を挽き出し合っていきたいと思う。
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