リチャード・ブランソン
リチャード・ブランソン
ヴァージングループ 創始者
1950年、ロンドン郊外のサリー、シャムリー・グリーンのアッパーミドル(中流の上)の家庭に生まれた。16歳で高校を中退し、雑誌
「スチューデント」を創刊。その後20歳でレコード通販会社「ヴァージン」を設立。」翌年、ロンドン、オックスフォードに「ヴァージン・メガストア」の母体となるレコード店を出す。’72年に設立した「ヴァージン・レコード」は、世界6大 レコード数えられるまでに事業を拡大。’84年「ヴァージン アトランティック航空」を設立し、ロンドン~ニューヨーク間に初フライトを果たす。現在の成長につながる。現在は民間の宇宙事業に力をいれる。
略歴
・1950年 ロンドン郊外のサリー、シャムリー・グリーンに生まれる
・1966年 高校を中退し、雑誌「スチューデント」を創刊する
・1970年 20歳でレコード通販会社「ヴァージン」を設立する
・1972年 「ヴァージンレコード」を出店する
・1984年 「ヴァージンアトランティック」を設立する
・1999年 「ヴァージンモバイル」を設立する
・2000年 「ヴァージンブルー」を設立する
・2006年 サンデータイムズ2006はリチャードの資産が3.0ビリオンポンドだと発表した
リーダーとしての大きな特徴
1.起業家精神を大事にする
・「常にゴリアテに挑む」
ヴァージングループには様々な会社があるが、その中で業界最大手になっている会社はほぼない。そしてそれを目指すことよりも、どうすれば他ができない圧倒的な商品、サービスが出来るか徹底的に考えた。例えばヴァージンアトランティックのファーストクラス乗客者へのリムジン送迎もその一つだった。常に奇抜な事をお越し、ゴリアテに挑むことを楽しんでいる。
2.人を大事にする
・「大人を大人として扱う」
リチャードは様々なインタビューでも答えているが、企業にとってもっとも大事なものは何かと聞かれると、人だと即答する。
そして人との円滑なコミュニケーション、企業を団結していくうえで、彼が気にしていることがネガティブな言い回しを使ったり、罵倒するようなことは絶対にせず、「大人を大人として扱う」ということだった。
3.仕事を楽しむ
・「好奇心に素直に生きる」
自らが持つ好奇心にかられてものすごい勢いで事業を作り大きくした。その結果、10億ドル企業を3社も創れた。
「新しい好奇心=新事業」
童心(起業精神)を持つ経営者
リーダーシップ・エピソード
1.社員に成長の機会を与える経営者
リチャードは社員のミスから簡単に首にすることをしない。ある日、彼がヴァージンレコードを経営していたころ、タレント発掘チームのメンバの一人がレコードを何箱も盗み、地元の中古レコード店に売りさばく、ということを行った。リチャードは彼を呼び出し、普通なら解雇するところをそうはさせず、厳重に注意した上でもう一度チャンスを与えた。するとその社員はのちに活躍する、あのカルチャークラブを発掘したのだ。
2.ポケットマネー
ある時、ヴァージンの飛行機に乗るはずだったファーストクラスの客が、迎えに来るはずのリムジンが来ないからタクシーに乗って空港にやってきた(のちに彼がリムの待ち合わせ場所を間違えていたことがわかったが。)彼は飛行機に間に合うかわからず、いらいらとパニック状態になり相当怒りながら空港に到着した。そこをヴァージンの社員がまずポケットマネーでタクシーを支払、その後彼をしっかり搭乗までサポートした。その功績を聞いたリチャードは、サプライズでその社員がいる空港に訪れ、ポケットマネーで払ったお金の返金と感謝の言葉を送った。
3.常に持ち歩くノート
ブランソンはノートを肌身離さず持っていて、どこにでも持参し、出会ったヴァージンの社員や、ヴァージンのサービスを利用する消費者の声、電話での会話や 会議でも気になったことをすべて書き留める。使っているノートはどこの文房具店にも売っている何の変哲もない普通のノートだが、ブランソンはこれを「私の最も大事な所有物」と評していた。
リチャード・ブランソンの名言
「ボス」という言葉は時代遅れだ。社員の信頼を得てやる気を引き出す、「リーダー」の方がよい。
これからの経営者はリーダーになれ。
参考文献 参考URL
- 『Like A Virgin』 (2013年 日系BP社 著者 リチャード・ブランソン)
ご意見・ご質問等ございましたら、こちらまでお気軽にお問い合わせください。