用語解説

ベーシックインカム(Basic Income)

年齢、性別、所得水準などに関係なく、すべての国民に一律の金額が恒久的に支給される社会保障制度のこと。

申請主義にもとづき、世帯収入が一定額を下回る世帯に支給される生活保護と異なり、すべての国民が最低限以上の生活を送れるようにすることを目的としている。

 

 

導入事例

・米国のアラスカ州で1976年から導入されている「アラスカ恒久基金」。同基金では、アラスカ州有地から産出する原油収入の約25%を基金として積み立て、すべてのアラスカ州民に年間1000~1500ドル程度の配当金を支給。

・2021年、米国のシカゴ市議会が低所得の5,000世帯に1年間にわたって毎月500ドルを支給するベーシックインカム・プログラムを導入。(試験的導入)

 

近年の動向

・2008年のリーマンショック、2020年の新型コロナウイルス感染拡大といった、世界規模で多くの国民が極度の困窮状態に陥る経済危機の影響を最小限に抑える手段として注目を集めた。

・最近では、ChatGPTを手掛けるOpenAIのサム・アルトマンCEOが、「地球上のすべての人に金銭を配る」との理念のもと、世界規模のベーシックインカムへの発展を視野に入れた暗号資産「Worldcoin」を開発し、世界的で公平な分散型の電子通貨に進化させる構想を示した。

 

 

 

 

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