用語解説

SDGs

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、地球上の社会的課題を解決するため、193の国連加盟国すべての国が合意した国際目標のこと。2015年9月の国連サミットにて全会一致で採択され、「誰一人取り残さない」 持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現のため、17の目標と169のターゲットが定められた。日本においては、外務省および官邸が中心となり、「SDGsアクションプラン2018~2019年に日本の“SDGsモデル”の発信を目指して~」を発表し、Society 5.0や女性活躍の流れとともに推進している。

 

【出所】:国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所ホームページ
http://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/sustainable-development-goals.html    

 

国連が主導する「持続可能な開発」のはじまりは、1987年に発表された「ブルントラント委員会」の報告書である。その後2001年にはMDGs(Millennium Development Goals) 「ミレニアム開発目標」が策定された。MDGsは8分野の目標を掲げ2015年を期限として挑戦したが、未達成分野を残したまま期限を迎えることが確実となったことから、国連は2013年にMDGsを引き継ぐ形で新たにSDGsを設定した。

 

17の分野は、①貧困、②飢餓、③保健、④教育、⑤ジェンダー、⑥水・衛生、⑦エネルギー、⑧成長・雇用、 ⑨イノベーション、⑩不平等、⑪都市、⑫生産・消費、⑬気候変動、⑭海洋資源、⑮陸上資源、⑯平和、⑰実施手段。
活動の特徴は、普遍性 包摂性 参画型 統合性 透明性という実施原則5つ。 

 

 日本は、SDGs達成に向けた企業・団体等 の取組を促し,オールジャパンで取り組みを推進するために,「ジャパンSDGsアワード」を創設。SDGs達成に資する優れた取り組みを行っている企業・団体等を,SDGs推進本部として選定し表彰している。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/award/index.html      

 

第1回ジャパンSDGsアワードで外務大臣賞を受賞した住友化学株式会社は、アフリカ諸国におけるオリセットネット(蚊帳)によるマラリア感染予防をはじめとした事業活動が評価された。また、SDGsのプロモーションとしては、「ピコ太郎X外務省~PPAP(パブリックプライベートアクションフォーパートナーシップ)~」や、ハローキティとのコラボレーションビデオをYou Tubeに公開するなど、生活の中の身近な問題としてとらえてもらうよう工夫をしている。グローバル化に責任のあるすべての国家および組織が手を取り合って地球の未来=「持続可能な地球」というビジョン実現へ向かって動いている。

 

●HRインスティテュートが、SDGsの17のゴールのうちの一つ、「6.安全な水とトイレを世界中に」という項目を中心に学んだセミナーはこちら

2018/11/6ビジョンハウス研修レポート「水」から考えるビジネスチャンスと企業リスク

 

 

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