用語解説

ライフサイクルアセスメント(life-cycle assessment: LCA)

製品やサービスのライフサイクル全体(製品であれば原材料の採取から製造、流通、輸送、使用、廃棄、リサイクルに至るすべての工程)における環境負荷の量を定量的に評価する手法のこと。

 

■背景

・2015年12月の第21回締約国会議(COP21)で採択された「パリ協定」を受けて、世界各国が2050年のカーボンニュートラル実現に向けた対応を進めている中で、金融業界においても投融資先の気候変動に係る事業活動を評価する動きが広まってきた。

・ISO(International Organization for Standardization)が、ライフサイクルアセスメントに関してISO14040で原則と枠組みを、ISO14044で技術的要求事項やガイドラインを定め、上場企業を中心に環境負荷を定量的に把握する取り組みが進められている。

■ライフサイクルアセスメントの重要性が高まっている主な業界

・エネルギー業界:化石燃料、再生可能エネルギー、原子力エネルギーの温室効果ガス排出量の比較が求められている

・自動車業界:電気自動車(EV)の登場で内燃機関車(ICE)との環境負荷を比較される場面が拡大している

・建設業界:ゼロエネルギービル(ZEB)設計において、エネルギー消費量と温室効果ガス排出量の評価が求められる

・食品業界:植物性食品と動物性食品の温室効果ガス排出量と水使用量の比較が求められている

 

 

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