用語解説

心理的安全性

心理的安全性とは、他者の反応に怯えたり羞恥心を感じることなく、自然体の自分をさらけ出すことのできる職場環境や雰囲気のことである。

心理的安全性が不足しているチームでは、気兼ねなく質問したり、発言する雰囲気が乏しいため、チーム内でのコミュニケーションが活性化されず、結果的に、チームのパフォーマンスが低下するという事態に陥りやすくなる。

一方で、心理的安全性が確保されているチームでは、気兼ねなく質問したり、発言する雰囲気があるため、業務上のミスが減ったり、チーム内での相互理解が深まったり、新しいアイデアが出やすくなるなど、チーム内での情報交換が活性化されて、チームのパフォーマンスが向上しやすくなる。

 

 

心理的安全性が注目を集めるようになったのは、Googleが4年をかけて実施した社内調査の結果を発表したことがきっかけ。

その調査の中で、Googleは「生産性が高いチームは心理的安全性が高い」といった内容を公表した。

「プロジェクト・アリストテレス」と呼ばれたその調査は、成功し続けるチームに必要な条件を探るために始まり、社内にある数百のチームを分析し、生産性の高い働き方をするチームの特徴を徹底的に分析したものであった。

その結果、心理的安全性の高いチームは、離職率が低くほかのメンバーが提案した多様なアイデアの活用がうまく、マネージャーから評価される機会が約2倍であることが分かった。また、収益性も高いことがはっきりした。

 

 

 

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