用語解説

静かな退職(quiet quitting)

「就業しているが、必要以上の努力を払わず、決められた業務だけを遂行する状態」を指す。2022年ごろから米国の若い人で広まった現象が念頭にあり、人事に携わる専門家が様々な考察を行っているが、今のところ統一された見解はない。

 

・「仕事とはやりがいをもって熱心に行うもの」という固定観念を持つ世代と比較し、Z世代(1990年代半ばから2010年代初頭にかけて生まれた世代)の特徴とされることが多い。

・言葉自体が広まったきっかけは、「quiet quitting」のフレーズを使用した動画が2022年に投稿アプリ「TikTok」で数百万回も再生されたことだが、2021年に中国で話題になった「タンピン族(寝そべり族)」との共通点もある。

・若い世代で「静かな退職」と呼ばれる現象が多いことは事実ではあるが、世界が低成長期に入り、先行きが見えづらいことから生じる不安を映し出しているといった見方、仕事以外の時間を優先する新しい働き方(ワークライフバランス)の実現の結果という見方など、世代論で考えにくい側面もある。


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