用語解説

年俸制

読んで字のごとく、個人の給与を「年間でいくら」というカタチで決める賃金制度のことを指す。年俸制には職能資格制度や職能等級制度のような明確な定義はないものの、一般的には成果主義の要素が含まれた「実力主義の賃金制度」というイメージが先行している。年俸制には大きな特徴が3点ある。
  1)毎年給与が自動的に上がるという定昇の概念が存在していない
  2)住宅手当・家族手当などの手当制度がほとんど含まれないシンプルな給与構成
  3)評価基準は「成果」中心であり、属人的な「能力」のウエイトは極めて低い
現状では、年俸制を部長職や課長職などの限られた職層に導入しているケースが多いが、今後は一般職も含めた導入にまで踏み切るケースが増えてくるものと思われる。

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