用語解説

目標管理制度(MBO)

目標管理制度とは、P・F・ドラッカーにより日本に紹介された経営管理の考え方・手法のことである。目標管理とは会社全体の目標の達成に向け、あらゆる階層の努力を目標に集中させ、最適な方法、最小の費用、最短の時間で成果をあげるための管理手法である
。目標管理の最大の特徴は、個人が仕事の目標を自らが設定し、自らの責任において業務を遂行していくことにある。自らの目標に向かって挑戦的に業務を遂行し、その成果に対して自らが評価することは、個人のモチベーションや成長に非常に大きな意味を持つ。これが目標管理制度の真のねらいが「企業・組織の目標と個人の目標の統合」にあると言われる由縁である。
目標管理は別名で「目標による管理」と呼ばれ、英語ではManagement by Objectives and Self-Control)と訳され、その頭文字を使ってMBO(エム・ビー・オー)と呼ばれるケースも多い。しかしながら、日本に紹介された当初より、「目標」「管理」という言葉だけが強調され、最も肝心な自己統制(Self-Control)の考え方が省略あるいは軽視されているケースも多く、これが目標管理制度の本質が誤って解釈される原因のひとつになっている。

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