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ビジョンハウス研修

レディーガガのヒールレス・シューズを作成された、
アーティストの舘鼻則孝さまにお話しいただきました

2015年1月27日(火)

HRIメンバーは、日々さまざまな方面での学びを続けております。そんな一つに、お話を聞きたい方に講演をして頂くことがあります。
私たちの愛すべきオフィスにお越し頂くので、その名にちなんで

「ビジョンハウス研修」と呼んでいます。

今回は、レディーガガのヒールレス・シューズを作成された、アーティストの舘鼻則孝さまにお話しいただきました。

舘鼻則孝さまのお話は二部構成。

  • レディーガガのヒールレス・シューズ

第一部:アートとは?

「アートとデザインの違い」について数多くの名作絵画をスライドで見せて頂きながら、
お話しいただきました。

レオナルド・ダ・ヴィンチなど、「巨匠」と呼ばれる画家が多く輩出したルネサンス時代。「絵画」は「人間をリアルに描く事」を目指していたそうです。神が人間を生み出していたから、画家が人間を描くのは神の行為に近いとされていました。そして画家は信仰心の強い宗教家だったそうです。

レオナルド・ダ・ヴィンチ

また、当時の画家は芸術のために芸術をやっていたわけではなく、仕事として工房で絵を描いていました。レオナルド・ダ・ヴィンチも、ベロッキオ工房の一社員=サラリーマンだったそうです。

けれど、カメラと写真が出来てから、リアルに絵を描く必要がなくなります。画家がやることが無くなったことで、絵画はどんどん抽象的になっていったそうです。

そしてアーティストがやることは、「世の中に疑問を提示すること」になりました。

「これだって成り立つのでは?」という問題提起をすることがアーティスト。
それに対してデザイナーは「答えを出す」ことが仕事。
たとえばペットボトルの容器は持ちやすい物をデザインすることで成立しています。

そして舘鼻さんは両方でご活躍です。

またアートの一つの側面として、価値についてのお話もありました。ヨーロッパからアメリカ(=ニューヨーク)を文化の中心とするために、アメリカ画家の作品の高騰という時代の流れがあります。

アーティストが売る物はアートですが、ある意味将来性でもあります。何故将来性を売るかと言うと、投資する人がいるから。作品の値段が上がりそうな物しか売れないのです。

アートとは?

今、アーティストは「芸術のために芸術をしないといけない」時代です。ダ・ヴィンチの生きたルネサンス時代の「サラリーマン」から、全員独立させられたのです。だからゴッホみたいに、死んでから初めて絵が売れ、もうこれ以上絵が増えないから「高く」なるのです。

舘鼻さんご自身の話

舘鼻則孝さんとHRIメンバー

舘鼻さんは、シュタイナー教育に基づいた人形作家であるお母様の影響もあって、欲しい物は「自分で作る」という家庭環境で育ちました。

そして、美大を目指したのは「絵が上手い」と進められてのこと。しかし、予備校に通って、上手い同年代の人間に囲まれた時に初めての挫折を味わいます。そんな中で見出したのはものを作ること。初めての「靴作り」を体験し、いろんな店にその作品の写真を持ち込みます。

その後に大学に入学。世界で活躍するファッションデザイナーを目指していたので、友禅染であれば糊のもち米を炊くところから行う東京芸大は、日本の伝統芸術を知るうえで大きな意味がありました。

そして学生時代の課題等を殆ど優秀な成績で進んできた舘鼻さんは、卒業制作でヒールレス・シューズを初めて作ります。

が、結果は、先生たちから評価されませんでした。

それをバネに、自分でアクションを起こし、写真をメールに添付して100通以上送りました。返事は3通。その中の一人がレディーガガさんのスタイリストからだったそうです。

だから今日の舘鼻さんがあるのです。

今、舘鼻さんは世界に出て仕事をしていますが、それは日本の文化を新しい形で世界に広げているのです。靴は手段でしかない。本来の目的は、「日本文化を世界に」だとおっしゃっています。

質問コーナー

また、HRIメンバーからの質問にも気さくに答えて頂きました。

「男物は作るのか?」

という質問に、

高校生の頃は自分で着る、で作っていたが、今はコミュニケーションツール。仕事として取り組んでいるので、「仕事が終わらない感じ」がして客観的になれないそうです。

そんなところでもプロフェッショナリズムを感じた舘鼻さんでした。

実は、HRIと舘鼻さんのご縁は、初めてではありません。
もともと、弊社コンサルタントメンバーの狩野と繋がりがあり、それをきっかけにHRI会長の野口がDJを務めておりました「Yokohama social café」という番組にご出演頂きました。
ラジオとは音声のみの媒体ですので、絵画スライドを実際に見られる今回とはかなり趣が違いました。ですが、いずれもお聞き出来て良かった、と感じる素晴らしい時間でした。

当時の画家は「会社のような仕事」であり、サラリーマン、という視点は持ってなかったので新鮮でした。
2015年の現代で、株式会社が同じ位置と考えた時、神の奇跡を生む「ダ・ヴィンチ」になれる可能性は誰にでもあるかもしれないですね。

皆様にも是非聞いて頂ける日がくれば、と思っております。

舘鼻さま、今回はありがとうございました!

※著作権に関して
http://www.h6.dion.ne.jp/~em-em/page123.html

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