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シリーズ第10回 『つながり』多様なつながりから生き方を考える

世界を大局的に考え、個人レベル、地域レベルで解決する!

2月20日(土)

おかげさまで、SPSも第10回目を迎えました。改めまして、皆様ありがとうございます!

さて、今回の軸は「つながり」。
“多様なつながりから生き方を考える”というテーマでお届けいたしました。
パネラーにお迎えしたのは、榎本英剛さま。榎本さんって何者!?という説明から本題に関わっていきますので、それは後ほど・・・。

今回は、SPS初登場のHRIメンバー東(ヒガシ)が、アイスブレークセッションを担当させて頂きました!

SPSシリーズ 第9回

HRIセミナーセッション

「つながりを知る」という題で、HRIの東(あずま)がお届けします。
(ヒガシ&あずま・・・二人とも漢字表記が「東」。ややこしくてすみません。。)

SPSシリーズ 第9回

冒頭、「アースカレンダー」を用いて、人類と地球のつながりを感じて頂きました。
アースカレンダーとは、地球誕生~現代までの年月を1年に置き換えて表したカレンダー。

アースカレンダー

これを見ると、我々人類が、如何に短期間で地球を蝕んできたかがお分かり頂けると思います。と同時に今こそ、それを挽回すべく、行動を起こすラストチャンスの時だという危機感も共有できるのではないでしょうか。日頃の何気ない行動の中にも、地球を破滅へと導く選択肢と復活させる選択肢があります。私達が万物とのつながりの中で生かされていることを再認識し、日々行動を変えていくことが必至なのですね。

<参加者さまからの感想>
アースカレンダーよかったです。事の本質がよく理解できました。(A.Iさま)
今、世界で起こっていることをこれから意識させる気づきを与えてくれたよい内容でした。まずは意識することから、次は何か行動に移せたらと思います。(T.Mさま)

パネラーセミナーセッション

SPSシリーズ 第9回

熱烈なファンも多い榎本さんですが、現在は下記の3つを軸に活動されています。

(1)コーチング
(2)トランジション
(3)チェンジ・ザ・ドリーム

これを見ただけではバラバラだし、「???」の方も多いはず・・・ですが、3つを結ぶキーワードが、ずばり「つながり」。一体どういうことなのか、それぞれ見ていきましょう。

(1)コーチング ~自分・他者とのつながり~

「コーチング」という言葉は知っている方も多いかと思います。人材開発のための技法のひとつで、個人の目標達成のサポート=「本当は何をしたいの?」という問いの答えを導き出すことですね。実は、この榎本さんが、日本におけるコーチングの草分け的存在でいらっしゃいます。ご自身がアメリカに留学した際に、偶然出会った「コーチング」に魅せられ、この世界に飛び込まれたそうです。変化の激しい現代において、しっかりと自分を持つことは非常に重要であり、榎本さんはそういう人を「プレゼンスのある人」と表現されていました。自分との対峙がきちんとできる人は、他者ともしっかりと向き合える。つまり“識心率”(=Relationship Literacy)が高いといいます。まさに、自分とのつながり、他者のつながりを築く行為なのです。

(2)トランジション ~地域・近隣とのつながり~

「トランジション」という考え方の下、生活が営まれている町を「トランジション・タウン」といいます。畑を“有機的にデザインすること”をパーマカルチャーといいますが、そのパーマカルチャーの考え方を地域規模へと広げて創られた町がトランジション・タウン。つまり、ある地域内の資源(社会資源・人的資源など)を有機的につないでいき、その地域が元々持っている力を最大限に挽き出す地域改造です。結果として、住民の生活が全てその地域内の力で完結できるようなネットワークが構築され、多少の変化にも柔軟に対応できる力が生まれます。Globalizationが進む昨今ですが、逆にre-localizationの重要性が見直されていることが伺えますね。
トランジション・タウンの第一号はイギリスのトットネスという町ですが、今では欧米を中心に世界中に広まっています。日本でも10以上の地域で実践されており、榎本さんは神奈川県の藤野という町でこの活動をされています(トランジション藤野)。

(3)チェンジ・ザ・ドリーム ~世界・地球とのつながり~

チェンジ・ザ・ドリーム シンポジウムとは、世界では一体どんなことが起こっているのか、その原因は何か、そのために今何ができるのか、などの問いに対し、人々が自分なりの答えを出すためのサポートを目的とした参加型プログラムのこと。「セブン・ジェネレーションズ」という団体を立ち上げ、このシンポジウムを初めて日本に紹介したのが榎本さんなのです。ここでいう「ドリーム」とは、現代の世界観や価値観を指しています。経済は成長するべき!とか、資源は人間のためにあるもの、といった世界観ですね。それを変えていくことが最大のミッション。
ちなみに、団体名の「セブン・ジェネレーションズ」には2つの想いがこめられています。

「7世代」=アメリカの先住民が何かを決断する際、必ず7世代あとの子孫に与える影響を考慮するという風習
「7つのものを生み出す」=この活動を通じて「気づき・智恵・つながり・可能性・行動・勇気・希望」の7つを生み出すことで未来の世代に持続可能で公正な世界を受け渡す

人々の意識が変われば、必ず世界は変わっていく!それを信じて、世界と個人をつなげる種を蒔き続けているのですね。

・・・というわけで、(1)コーチング(2)トランジション(3)チェンジ・ザ・ドリームが「つながり」というキーワードで関係していることがお分かり頂けましたでしょうか。人間一人ひとりの主体性が発揮されるためには、それを挽き出す地域が・世界が必要となります。逆も然りで、世界がサステナブルであるためには、それを動かす地域・個人が必要。つまり、世界がHappyであるために、榎本さんは全方向からアプローチされているのです。

<参加者さまからの感想>
つながり、(個人とコミュニティ、コミュニティと組織、組織と地域など)のもつ、とても大きなpowerを知ることができました。ありがとうございました。インターネットや技術の進化によって、簡単に物理的につながることができるがゆえに、文化や歴史やコンテンツ、人間の創り出す豊かさのつながりが希薄になる。その皮肉さを感じました。今日のこのセッションを私は誰とどことつなげることができるのか?必ず何かにつなげたいと強く思いました。(MIKKOさま)
目的に対して、どう動くのかを考えて身動きが取れないことがよくありますが、まずはとりあえず動くことを実践していかなければ何も始まらないなと感じました。ありがとうございました。(大石さま)

ディスカッションセッション

榎本さまへの質疑応答タイム。実際に出たご質問を少しご紹介いたします。

SPSシリーズ 第9回

Q:トランジション・タウンを創っていく際、どのように情報を収集・発信しているのですか?
A:町の会報や役場などで情報収集することが多いです。基本的には、発信型ではなく収集型の姿勢を大切にしています。特に、地元の人たちにとって自分達は「よそもの」。こちらが押し付けたものでは受け入れられませんので、地元の方に講師やアドバイザーという形で入って頂いたりして、なるべく巻き込むようにして、後ろ盾を得ています。

Q:団体名をセブン・ジェネレーションズと名付けられていますが、7代先につながる人材の育成という点はどのように考えていますか?
A:所定のプログラムを受講すると、チェンジ・ザ・ドリーム シンポジウムのファシリテーター資格が得られる仕組みを設けています。学び手が、どんどん「伝える側」になれるようにという目的なので、ファシリテーターの敷居はあえて高くはしていません。このシステムで伝える人が少しでも増えればと思っています。

Q:一般的にコーチングは企業向けのイメージがありますが、活動の中でジレンマを感じることなどはないですか?
A:まず、コーチングはあくまで「個人」を対象としています。企業の人材育成だとしても、見ているのは個人。いつでも「その人なりの力を最大限に発揮する」ことを絶対的な目的として行っています。ですので、個人⇔地域⇔世界をつなぐ活動として、今行なっていることは全て一連のもの。ジレンマはありません。

ワークセッション

今回のワークセッションは、榎本さんからご提示頂いた5つのテーマにおいて「つながり」を考える時間にしました。

【テーマ】 (1)自分 (2)他者 (3)地域 (4)自然 (5)世界
【考えるヒント】
どれくらい○○とのつながりを感じているか?
どんな時に○○とのつながりを感じるか?
どうしたらもっと○○とのつながりを感じられるか?

SPSシリーズ 第9回

SPSシリーズ 第9回

テーマ別にグループになって頂き、ざっくばらんにトーク。榎本さんの自然体な雰囲気を受けてでしょうか。皆様からも自然と言葉が溢れてくるような印象を受けました。
今回は敢えてプレゼンなどをすることはせず、お一人お一人の気づきを大切にお持ち帰り頂くこととなりました。

SPSシリーズ 第9回

最後に、榎本さんが大切にしているという言葉をお借りして・・・。
“If it’s not fun, it’s not sustainable”
自分が楽しいと思えること、やりたいと思うこと、その観点を大切に行動すること。
そして「偽善者であることを恐れない」で日々実行を積み重ねていくこと。
それがHappyな世界につながっていく大きなヒントなのだと思います。

皆様、今回もありがとうございました!

次回予告

次回は「いのち」をテーマにお届けします。

日時:5月22日(土)13:30~17:30(13:00開場)
場所:HRIビジョンハウス
ゲストスピーカー:
臨床パストラル教育研究センター 理事長
ワルデマール・キッペス氏

また多くの方にご参加頂けることを楽しみにしております!

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