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シリーズ第9回 『つながり』
カンボジアの貧しい人たちを助けるコミュニティづくりを応援しよう!

コミュニティ開発”という共に生きる仕組みづくり!

10月24日(土)

いつものようにアイス・ブレイクで始まりました第9回SPS、 『つながり』カンボジアの貧しい人たちを助けるコミュニティづくりを応援しよう!~“コミュニティ開発”という共に生きる仕組みづくり~!

今回もカンボジアを知って頂くためのクイズから始まりました。クイズ作成の東はどういうわけか、入社してからかなりクイズを作る担当、HRIのクイズ職人(!?)です。その長年の努力がついに実ったのか、今までのうちで一番盛り上がったクイズとなりました!
そしてその後、HRIビジョンツアー カンボジア報告へ

SPSシリーズ 第9回
セミナーセッションの東。スカイプ準備のため、今回は松岡も前に

<参加者さまからの感想>
友人に誘われ、偶然参加しました。しかし、自分の情報のなさ(カンボジアに対して)に非常に驚きました。知らないことの怖さ、知ることで行動がいかに変わるか、久々に良いショックがありました。(匿名希望さま)
カンボジア報告は「実感」が含まれていて良かった(H.Sさま)
ゴミ山及び子供の現状、今まで知らなかった事実にショックを受けました。東さんのプレゼンはわかりやすいですね。(匿名希望さま)

そして通常のパネラーセッションですが・・
今回は非常に変則的SPS!当初、講演ご予定だった、るしな・こみゅにけーしょん・やぽねしあの松本清嗣様がカンボジアから出国できない!という事態に遭遇し、急きょスカイプで登場して頂きました。そして、HRIが、第4回SPSで御講演頂いてから懇意にして頂いている、NPO法人かものはしプロジェクトさまよりサポーター事業部の可部州彦様に来て頂きました!

ということで、画面に大きく松本様のお顔が・・・。

SPSシリーズ 第9回
左:NPO法人かものはしプロジェクト可部さま
 右:るしな・こみゅにけーしょん・やぽねしあの松本さま(スカイプ画面)

まず松本さんからカンボジアに行かれた時の状況を語って頂きました。

松本さんがカンボジアに始めて行った頃には、カンボジア内戦の爪痕が色濃く残り、バッタンバン州のどこかで戦争をしているような状態だったそうです。活動をしていて感じるのは「与える援助の限界」ということ。結局、与えるだけの援助は、本人のためにならないし、その人の尊厳を最終的に傷つけるのではないか、ということです。「良かれ」と思ってしたことが、「待っていればいいじゃないか」という態度を生み、むしろ尊厳を奪ってしまうこともある。

そこで松本様が考えたのが、村人が村人自身で社会を良くする、「少額マイクロクレジット」という仕組み。お金を使って貯水池を作るために奔走し、「よそ者」だけじゃ出来ない活動をカンボジアの方たちと行ってらっしゃいます。その活動の一環として、HRIメンバーがビジョンツアーで訪問させて頂いた、チャイルドケアセンターにて、孤児の子供たちを受けて入れていらっしゃいます。

現在の状況はとても厳しく、理由はリーマンショック。マイクロクレジットだけではなく、化学肥料だってお金がかかるから、というお話を頂きました。

そしてここで、可部様にもカンボジアに関わる経緯をお話頂きます。可部様はNPO法人かものはしプロジェクトのコミュニティーファクトリー立ち上げの際に、現地にいらっしゃいました。そのころ、松本様の経営するモロッポ・カフェに大変お世話になったそうです。もともとはアメリカのカリフォルニア州で政府のお仕事に携わっていました。当時、「カンボジア系アメリカ人」というと、貧困層が多いというイメージだったそうです。

そして、お二人の自己紹介をお聞きしながら、参加者の皆様に質問票にご記入いただきました。

SPSシリーズ 第9回
参加者の皆様が質問票に記入中

Q、日本のODAは役に立っていますか?
(松本さま)、かなり広い範囲の活動をしているので、ひとことで○×は言えない。都市部電気上下水道、インフラの整備は勿論、インフラ以外の活動もある。ひとことで言うと「カンボジア政府」に、政府対政府での援助を行っている。良いことをやっていても資金がなければ仕方がないし、カンボジアでは実際、ハードが切れることがある。日本の援助は、グッドガナナンス政権の時の援助外交スタイルなので、言うべきことはいい、やるべきことはやるべき。もちろん、出来る=出来ないで分かれる。また、賄賂がつきものの道路建設事業などは、チェックしきれるわけではない。

Q:現地で働くことで良かったことはなんですか?
(松本さま):プロジェクトをやると現地の「良き人」に会える。金にもならないことをみんなのためにやる、人のコミュニティを大切にしている、そんなおっちゃんやおばちゃんに会えることが、宝。

Q:活動されていて大変なことはなんですか?
(松本さま):アドミ業務が全て自分なんですよね。政府と交渉するのも自分、会計も自分。組織内部から対外まで一人でやっているので大変です。

Q:何故カンボジア?
(松本さま):たまたま。ほんとは人類の発祥の地であるアフリカに行きたかった。もともと北海道で高校教師をしていて、やめて旅に出た。当時日本に伝わってきていたカンボジアの情報は二極端。共産主義の「素晴らしい国作り」という情報と、貧しそうな様子。それでわけがわからない印象があった。

(可部さま):たまたまです。貧困でネット検索をかけたら、カンボジア。それもNPO、NGO目の前の問題にたまたま、NPO法人かものはしプロジェクトと出会った。

Q:アメリカでの貧困層の支援をされていた、ということですが支援の仕方の違いはありますか?ロールモデルなどはあったのでしょうか。
(可部さま):当時と現在では、自分のかかわり方が違うので、支援に対する考え方は、ドラスチックに違う。アメリカでの貧困支援の場合、一番かかるのはコスト支援だった。カンボジアの場合、あまりにも持っていないから「貧困って何?」から始まる。アメリカは、成功はなんぞや、というと、レクサス・ハリウッドなどロールモデルがある。そしてアメリカの支援の場合は、コスト面で2年間、面倒を見ることになる。

Q:最終ゴールはなんですか?
(松本さま):本来プロジェクトならばゴールがあるはずだが、ゴールがない。
(可部さま):かものはしとしてはゴールはあります。ただカンボジアにはない。プロジェクトとして区切りは必要

Q:日本人の印象は?
実は、中国の外交戦略はしたたかで太刀打ちできないなぁと思ってます。中国テレビが非常に上手くて、日本軍人の役を、真に受けるとやくざのよう。非常にギャップがある。そしてそういう事実が日本に入る情報は少ない。

<参加者さまからの感想>
松本さまに対して
カンボジアからの中継での参加、ありがとうございました。おそらく直接会場にいらっしゃるよりも、インパクト大きく、私たちの胸に響いたように思います。現地の様子う、現地の人たちの温かい笑顔が印象的でした。またIT技術によってボランティアがより身近になりました(MIKIKOさま)
「やりたいからやっている」とおっしゃっていましたが、ご自身の活動の意味、成果の大きさに感銘を受けました。日常で私も少しでも何か支援になることを始めてみたいと思おいます。(匿名希望さま)

可部さまに対して
すごいかっこ良かったです。耳にかびがはえるというのはあまりにも生の声でミッション実現のためのハードルはとても大きいのだと感じました(H.Wさま)
本当の支援とはどういうものか、正直勘違いしていました。私たちに出来ることを考え、行動したいと思います(小泉さま)

その後、SPSはディスカッションセッションに。
先ほどのセッションで何を感じたか、思ったのかをポストイットに書いて共有頂きました。

そして、カンボジアの最貧困層の方々に対して、どんなプロジェクトがあれば良いか、グループごとにプロジェクトの概要とネーミングを決めていただきました。

SPSシリーズ 第9回
「かけるだけで世界がハッピープロジェクト」

SPSシリーズ 第9回
「ちょこっとドアプロジェクト」

他にも20歳交換プロジェクトなどとても素敵なプランがありました。

<参加者さまからの感想>
これまで特に強い興味を持っていなかったトピックでも、このような形であれば、目を向けやすいな、と思いました。他の人と意見交換ができたのもとても良かった点だと思います。ありがとうございました。(鈴木さま)
実際に考える時間、コミュニケーションする場があって、参加型なのが良かったです(匿名希望さま)
アットホームな環境で、リアルなお話が伺えて良かったです。グループでアイデアを出し合ったりして、知るだけでなく感じるセッションになっていたのが良かったです(山本さま)

そして最後に「SPSに関して」松本様に最後にお話頂きました。

「ボランティアは招かれざる客でしかない。表面はOKでも、陰では悪口を言われている。それは勝手に入ってきて傲慢な形で、現地の方々の尊厳を傷つけるような思想を押し付けるから。それは基本的に間違っていると思っている。
そして今回、リアルタイムでスカイプでつながったことで「発展的につながる」ということの可能性を知った。webの仮死状態だったが、うまく使わないのは間違っているとわかった。webを使い、コミュニケーションの質を問うていくのがこの先の課題。カンボジアにも情報は入ってくるが得られる情報がゆがめられている部分はある。

そして皆さんのアウトプットを素晴らしいと思いました。地球規模で考え、ローカルで活動する。キャロットジュースを健康のために勧めてくれた恩人の方が亡くなったのだが、行動の変化が日常の中に落ちてつながっていることで、日常を変えるやり方がある・・・

とおっしゃったところで、松本様の目に光るものが。私たちもカンボジアという地で孤軍奮闘されている松本様のお心に触れた素晴らしい時間でありました。

SPSシリーズ 第9回

異国の地でも「日々を良くしよう」と活動されている「良き日本人」の方がいらっしゃっています。場所は違えども共に「変化の一歩」をあゆみ始めませんか?

また次回、SPSで皆様に会えることを楽しみにしております!
次回:2月20日(土)

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